リハビリでの治療が大切

リハビリ治療高次脳機能障害の発生は交通事故や脳卒中などによって引き起こされるため、発生を防ぐための有効な手段はありません。このため、発症後の迅速な行動が回復を大きく左右します。対応方法としては、症状に合わせてリハビリを行うことです。最近では高次脳機能障害を専門に対応する診察科も増えており、そこに受診することも方法の一つです。

また周りの病院に高次脳機能障害を専門に対応する診察科がない場合は脳神経外科や神経内科、精神科を受診することも方法の一つです。高次脳機能障害は症状が認知症と似ており、一般の方々では高次脳機能障害か認知症かの判断が難しく、症状を見過ごしてしまうことが多々あります。

また認知症も脳の機能に障害がある状態であるために高次脳機能障害の一つとも言えます。しかし、高次脳機能障害と認知症には大きな違いがあります。

高次脳機能障害は早期のリハビリによって障害を受けた部分が回復する可能性がありますが、認知症の場合は認知機能が徐々に低下します。ここが大きな違いとなります。リハビリの方法は症状によって様々あります。記憶障害の場合、物事を一度に覚える情報を少なくして何度も反復や復習することによって覚えたり、五感を利用してその人の得意な記憶方法を用いて物事を覚えるといったようなリハビリ方法があります。リハビリ方法は症状によってそれぞれ異なるため、まずは医者の診断を受診することが重要です。

高次脳機能障害の症状

高次脳機能障害とは交通事故や脳卒中など脳に大きなダメージを負い、その後に発生する日常生活に大きな支障をきたす障害です。障害にはいくつか種類があります。1つ目は記憶障害です。これは交通事故や脳卒中などの脳に大きなダメージを負う前の経験したことが思い出せなくなることや、新しい経験や情報を覚えることが出来なくなることです。

けが人例としては今日の日付や今いる場所が分からない、新しく習ったことが思い出せない、誰かに頻繁に同じ質問をする、といったことです。2つ目は注意障害です。これは周囲からの刺激について意識を向けられない、意識を集中させることができないことです。例としては誰かの話の内容が頭に入ってこない、気が散りやすい、ミスを頻繁に起こすといったようなことです。

3つ目は遂行機能障害です。これは論理的に考えたり、計画をしたり、問題を解決したり自分の行動に対して分析をしたり、評価をする、といったようなことが出来なくなることです。例としては計画を立案出来ない、効率的に作業が出来ない、物事の優先順位をつけられない、指示がないと何も出来ない、といったようなことです。

4つ目は社会的行動障害です。これは周りの状況や場面に合わせて自分の感情を適切にコントロールできないことです。例としては食欲や欲求を抑えることが出来ない、すぐに泣いたり怒ったり笑ったりなど感情がコントロールできない、といったようなことです。これら4つの障害が主な高次脳機能障害の症状です。続いての頁では、リハビリでの治療について紹介します。

参照サイト|≪弁護士法人アディーレ≫高次脳機能障害とは

交通事故の後遺障害

交通事故の発生は今では日常的に起きるようになりました。周りで発生することもあれば自分が被害に遭うこともあります。交通事故の発生原因の多くは人のミスによって起こります。最近では車に事故の防止や被害軽減の為の装置の搭載が数多く行われていますが、それでも事故の発生は食い止められていません。日本では年間どれだけの交通事故が発生しているかご存知でしょうか。

交通事故公益財団法人交通事故総合分析センターによりますと、平成28年における交通事故の発生件数は49万9千201件と膨大な件数となっており、1分間で1件の交通事故が発生している計算になります。またこの年の死亡事故数は3790件、重傷事故数は3万5380件、軽傷事故数は46万31件となっています。

死亡事故数と重傷事故数の発生件数は軽傷事故数に比べて比較的少ないように思えるかもしれませんが、死者数は3904人、重傷者数は3万7356人と発生件数よりも多いです。事故の発生において避けられないのは負傷することです。すり傷や捻挫等の軽傷で済む場合もありますが、骨折等の重傷も発生しています。

また、重傷者の中には大きな後遺症を負った方もいます。大きな後遺症とは神経麻痺による寝たきり状態や植物状態、日常生活に支障のきたすようなものです。大きな後遺症の一つとして高次脳機能障害があります。これは交通事故や脳卒中の後に記憶障害や注意障害などであり、これも日常生活に支障をきたす脳の障害です。

当サイトでは高次脳機能障害について、交通事故によって高次脳機能障害になった場合の治療法やリハビリ方法など、高次脳機能障害への対応方法について紹介します。