リハビリでの治療が大切

高次脳機能障害の発生は交通事故や脳卒中などによって引き起こされるため、発生を防ぐための有効な手段はありません。このため、発症後の迅速な行動が回復を大きく左右します。対応方法としては、症状に合わせてリハビリを行うことです。最近では高次脳機能障害を専門に対応する診察科も増えており、そこに受診することも方法の一つです。

また周りの病院に高次脳機能障害を専門に対応する診察科がない場合は脳神経外科や神経内科、精神科を受診することも方法の一つです。高次脳機能障害は症状が認知症と似ており、一般の方々では高次脳機能障害か認知症かの判断が難しく、症状を見過ごしてしまうことが多々あります。

また認知症も脳の機能に障害がある状態であるために高次脳機能障害の一つとも言えます。しかし、高次脳機能障害と認知症には大きな違いがあります。

高次脳機能障害は早期のリハビリによって障害を受けた部分が回復する可能性がありますが、認知症の場合は認知機能が徐々に低下します。ここが大きな違いとなります。リハビリの方法は症状によって様々あります。記憶障害の場合、物事を一度に覚える情報を少なくして何度も反復や復習することによって覚えたり、五感を利用してその人の得意な記憶方法を用いて物事を覚えるといったようなリハビリ方法があります。リハビリ方法は症状によってそれぞれ異なるため、まずは医者の診断を受診することが重要です。